こんにちは!Lilieです。今やリゾートワイナリーを実現したカーヴドッチ。ここまでの道のりが簡単ではないことは、想像に容易いと思います。
1992年に創業したカーブドッチですが、最初は日本固有ブドウである、甲州やマスカットベーリーAに挑戦しようと思ったこともあるそうです。ただ、山梨の牙城であったそれら2つの苗木を手に入れることはできず、シャルドネやカベルネ・ソーヴィニヨンなどのヨーロッパ系のブドウ栽培に着手することになりました。それゆえ、実はカーブドッチの社名は「欧州ぶどう栽培研究所」ともなっています。
ピノ・ノワールやシャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨンといった欧州ぶどうが日本で作れるのか?しかもそれを新潟の砂地の土壌で作るなんて・・。世界中を探してもそんな場所はなく、その理由はただ一つ。砂地でそれらのぶどう栽培は非常に難しいからです。
ただ、ぶどうが作れてしまえばその味わいは柔らかさと香りの華やかさを兼ね備えた素晴らしいワインになる。それが砂地の良さだとワイナリーツアー中に教えてもらいました。
冒頭の写真はこれまでの苦労と歴史が感じられるカベルネ・ソーヴィニヨン 樹齢27年。お話を伺いながら、全く関係ない私でさえも涙がこみ上げてきそうです。これまでの苦労があるから、美味しいと感じられる日本のワインがある。心から感謝をし敬意を払い、多くの人に飲んでもらいたいと思っています。
続きます・・