会社を辞めて新潟県でワインを造る決断
「新潟ワインコースト」で驚いたことは、
昔は東京の有名な大企業で働いていらっしゃったということ。
我々と同じような環境にいらっしゃった方々が、なぜワイン造りを始めたのでしょうか?
「みなさん、これからどうしよう?という問いにぶつかりますよね」と。
フェルミエの奥様が優しく話しかけてくださった言葉に、
ワイナリーを訪れていた仲間全員が、自然と頷いていました。
「『今の仕事が辛いから』とか『田舎でゆっくり過ごしたいから』とか、
そんな気持ちで来たら痛い目にあうよ」
瀬戸さんが仰いました。
カンティーナジーオセットでは、ピリリとした厳しい空気が流れ、我々の背筋が伸びました。
ただ、お二人ともに共通した言葉は「ワインが好きだということ」
だから、ワイナリーを始めたのだと。
当たり前のことだと思われると思いますが、それが重要なのです。
好きなことでないと続かない 、伝わらない
私は3月からブログを書き始めたのですが、気がつくと100記事を越えてました。
「こんなに記事を書いたのですか!?」と、驚かれることが多くあります。
でも、それは、ワインが好きで、ワインを作っている人たちが好きで、
その葡萄畑、自然が大好きだから。
ただ、伝えたい、という思い、「ワインが好きだから」というその気持ちに動かされているのです。
フェルミエやカンティーナジーオセットさんの、「ワインが好きだから」という思い。
ワイン造りも、ワインのブログも、原点が同じところにある気がして、なんだか嬉しくなりました。
もちろん、ワイン造りの方が何百倍も大変で、横並びにするのもおこがましいのですが・・
今回、新潟ワインコーストを訪れて出逢ったワイナリーの皆さん、
かけてもらった言葉の一つ一つに心から感謝しています。