長野のおすすめ日本ワインはコレ。
小布施ワイナリーの試飲会に参加させてもらい11種類の圧巻のラインナップを試飲。
個人的に一番のお気に入りは、
ソガペールエフィス シラー クロ ド カクトー です。
シラーというと、仏のローヌやオーストラリアのシラーズなど、
ブラック系の果実、胡椒やリコリスなどのスパイスが感じられるフルボディのワインをイメージされるでしょう。
しかし、クロドカクトー は、淡い外観からもシラーとは結びつきにくい仕上がりとなっています。
香りを取ってみると、
チェリーやプラムの熟した果実、薔薇やバイオレットの花束やお花畑の様な妖艶さ、
私が知っているシラーとは全く違う顔で驚きでした。
「カクトー 」とは、曽我さんが尊敬する佐藤父子が栽培しているワイン畑(カクトウ農園)を指しています。
カクトウ農園のブドウを使い、醸造は小布施ワイナリー(sogga pere et fils)が行っているというわけです。
佐藤父子とは毎朝畑で会える環境にあるそうで、綿密なコミュニケーションを取りながら、葉摘、収穫タイミングなどを連携しているとのこと。
声をかけながらブドウの状態を観察し話しあう・・
なんだか、ブドウ収穫までの畑作業が目に浮かんできますね。
なぜ淡いルビーなのか?
シラーなのに、この淡さ・・
それは醸造テクニックにあります。
2017年度産も濃い色合いを求めず、レトロなタッチのホールベリー発酵。
最低限のピジャージュ。低温発酵を心がけたそう。
一概にシラーといっても、こんなに綺麗なルビー色に仕上げることもできるのですね。
面白いなぁとため息ものでした。
小布施ワイナリーのワインが好きな、もう一つの理由
本日ご紹介した情報の多くは、ボトルの裏に記載されています。
小布施ワイナリーのワインは、決まってボトルの裏を眺めながらいただくことにしています。
スマホをいじることなく、ボトル自体から情報を得られる幸せ。
このワインがどの様に作られたのか?どの様な想いで作られたのか?
畑や生産者の皆さんを思い浮かべながらワインをいただく。
そういったスタイルを実現させてくれている小布施ワイナリー。
些細なことですが、そこにも魅力を感じ、また至福の時間を求めて飲みたくなるのです。